日経新聞を読み解く
●膨張する分散型金融、通貨の未来問う、11兆円市場、当局は資金洗浄を警戒。
・ブロックチェーン技術を用いることで、金融機関を介しないで金融サービスを拡大することができる。
・「DeFi(分散型金融)と呼ぶ仕組みで、暗号資産(仮想通貨)売買や融資など市場規模は約1000億ドル(約11兆円)と1年で約5倍に急増した。」DeFiの資産総額は980億ドル。日米欧の預金取り扱い金融機関の預貯金額は6800兆円弱。0.1%であるが、成長スピードが速い。
・DeFiの柱は銀行を介さない融資であるため、インターネット上の取引の場では仮想通貨チェーンリンクを年利0.1%で借りることができる。日本の住宅ローンは変動金利0.4%である。低コストで、利用者同士を直接つなぐシステム。また、365日24時間即時に取引が成立する。20カ国・地域(G20)平均送金コストは、約10%である。
・問題は資金洗浄の場となっていること。「21年8月には取引の場を提供するポリ・ネットワークで700億円弱の仮想通貨が流出した。本人確認がずさんで、麻薬カルテルなど資金洗浄の温床になっている。」
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